「上司の仕事は管理やチームワークを良くすることじゃないの?」
「とにかく自己中、気分屋、都合の良いように記憶がすり替わってやる気失せる」
このように上司の言動や行動にモチベーションが下がっている人も多いのではないでしょうか。
「その言い方でやる気でないでしょ」と精神的に疲れてしまう上司も事実存在します。
そこで本章では管理職がお勧めする人のモチベーションを下げる上司の言動への対処法9選について解説していきます。
モチベーションを下げる上司の言動についていけない!対処法9選を解説

結論から言うと、モチベーションを下げる上司の対処法はポジティブな事柄に変換することです。
ネガティブな発言同士では何の生産性もなく、環境を整える上でも上司を上手に使うことが重要です。
そこで本章ではモチベーションを下げる上司の言動についていけない!対処法9選について下記を解説していきます。
- それって意味あるの?
- 前にも言ったよね
- 前例はあるの?
- 〇〇はできてるのにどうして?
- いやー面倒くさい
- 責任取るのはこっちだからな
- この会社ダメだなー
- 仕事なんだからやれ
- 昔は〇〇だったのに今の人は
言われたことある人は、ぜひ対処法を覚えて実践してみてくださいね。
それって意味あるの?

今回のプロジェクトを成功させるために、企画を考えてきたので確認お願い致します。

どれどれ、全然だめだね、このやり方意味あるの?もっと真剣に考えなきゃ。
悩んで考えてきた提案書や企画書も「意味あるの?」と一言で無下にされた気持ちになりますよね。
中身の質にも問題があることも、上司であれば具体的な改善案を提示してほしいもの。
確かに提案書や企画書のダメ出しは結果をあげる上でも必要かもしれません。
ただそこに至るプロセス、過程に対しては評価をしてあげてほしいものです。
メリットとなる結論から話すことで、やる意義をイメージしながら聞き手も反応が変化していきます。
前にも言ったよね

申し訳ありません。先方と確認したはずなのですが、問題が起こっておりまして・・・

だから前にも言ったよね?何で同じことを繰り返せるの?
もう話しかける気が失せますよね。
確かに怒られるようなことをしている人にも問題はあるかもしれません。
過去のことを言われ続けると自己肯定感が下がって何度も同じミスを繰り返してしまう人も。
この手の上司はストレス発散のためのはけ口にしているケースも少なくありません。
ミスしたくないなと思うときほどミスしてしまうのは不思議なものですよね。
教えられたことができなかったときは、事実として自分の非を認めて陳謝しましょう。
「一度確認したことで申し訳ありません、きちんと対応したいのでもう一度教えてください」と質問してください。
前例はあるの?
後ろ向きで「うまくいかないだろう」といわれている気持ちにもなりますよね。
新しいことへの抵抗て、ミスされたら自分の評価が下がるなど保身型の上司もいます。
ただ同じことだけ繰り返すだけでは競合他社に勝てませんし、生き残っていけません。
このように損をしたくない上司に対しては以下のポイントが有効的です。
「それはそれ」と頑なに拒んでくる場合にはリスクがどのくらい少ないか、数字で語ります。
客観的な根拠をきちんと伝え、上司にどのくらいの恩恵が見込めるのか把握させれば動き出しますよ。
「これは旨い話かも」と分かると、コロッと態度を変えて飛び込んでくる上司ばかりです(笑)
張り合う必要はなく、上手にこちらのレールに乗せちゃいましょう。
〇〇はできてるのにどうして?
人と比べることでモチベーションが上がると勘違いしている上司もいます。
確かに結果を出すことがもっとも評価につながるのはみんな理解していること。
ただやり方にフォーカスして指導してあげないと、改善できるものを責めても成果は生まれません。
もし人と比較されてモチベーションが下がっているのであれば以下のように対処してください。
少し黙ることで「あっ、マズいこと言ったかな?」と思わせることができます。
比べられるのは嫌ですと素直に伝えられればいいですが、成果が出ていない後ろめたさもあるので言いづらいですよね。
同じ温度感で対応すると、火に油を注ぎかねませんので大人の対応がベターです。
いやー面倒くさい

はぁー、この仕事面倒くさい、だるい、やりたくないなー
このように独り言でネガティブワードを連発している上司いますよね。
聞きたくないのに聞こえてきますし、上司がこんな調子では部下も悪影響です。
ただネガティブワードを黙って聞いていては部署内の雰囲気が悪くなるばかり。
でも上司は注意しづらい、あえて以下のように突っ込んでいってください。
こちらから仕事の流れに巻き込んでいきます。
仕事をやらなければいけない状況を演出し、やらなきゃスイッチをこちらから押していきます。
責任取るのはこっちだからな
「責任を取るのは私なんだぞ」と圧力をかけてくる上司もいます。
「いやいや責任を取れるから上司なんでしょ」と言いたいところですが(笑)
自分が大事にされていないことに孤独感を覚えてしまうこともあるでしょう。
このようなネガティブワードには以下のようなポジティブワードで返して状況を好転させましょう。
相手を立てながら、反省の意を示しているのでこれ以上責めることは自分の立場を悪くします。
そして「あなたが上司でいてくれて良かった」と伝わって嫌な気持ちになる人はいません。
「そんなこと言いたくない」方もいるいるかもしれません。
ただ感情的にならず、仕事しやすい環境を作るために上手に利用していけばいいのです。
この会社ダメだなー

この会社にいても未来ないなー、終わってる。

業績が悪くなるのも時間の問題でしょ。
会社の愚痴や批判的な発言を口にする上司もいます。
長く勤めている上司がそんな発言をしたら不安になりますし、転職も考えますよね。
「やるしかない」と思えているのは案外、部下の方かもしれませんね、
一緒になって会社の愚痴や不満を漏らすことは止めましょう。
ネガティブな発言をして状況が良くなるわけではありません。
優秀な社員を手放したくない会社はあなたの意見を尊重しますよ。
仕事なんだからやれ
説得するため「仕事なんだからやれ」と命令をする上司いますよね。
「仕事なんだからやれ」は部下にとって都合の言い訳にしか聞こえてきません。
たった一言で部下をこのように感じてしまうでしょう。
ただきっぱりと断ってしまうと「やる気がない」「根性がない」と精神論に持っていかれます。
出来ないというだけでは生産性がない議論になってしまいますからね。
その仕事がどのように利益に繋がるのか、教えてもらってください。
具体的な例が上がらないことも含めて、改善案を用意することも忘れずに。
大事なことは「できない」ではなく「どうしたら良い仕事に繋がるのか」を考えることです。
昔は〇〇だったのに今の人は
現在の価値観を上手に受け入れられていない人の言動です。
過去の栄光にすがる、慰めにも似た自分への褒め方でしょう。
「本当凄いですよね、ぜひ今に活かせるやり方も教えてください」
肯定しながら時代に合わせられるやり方を模索しましょう。
結果が出れば上司もとやかく言わなくなりますよ。
やっちゃいけない!部下をモチベーションを下げる・やる気を奪う上司の6つの行動

気にかけてもらえると「大切にされている」「期待してくれている」とプラスの感情が働いていつもより頑張ってしまうものです。
ですが、上司のある行動で部下のやる気が失われることも。
本章ではやっちゃいけない!部下をモチベーションを下げる・やる気を奪う上司の6つの行動について徹底解説していきます。
- 人前で必要に責める
- 話を最後まで聞かずに指示する
- 立場によって接し方が違う
- 業績悪化を部下のせいにする
- 役職を利用して圧力を与える
- 方向性や発言に一貫性がない
管理職で部下の指導をされている方は最後まで読むことをおすすめします。
人前で必要に責める
わざわざ人前で説教や叱責をして権力を誇示する上司もいます。
周りの人に見えるように怒られたら、恥ずかしさと虚しさでモチベーションも下がりますよね。
「何かミスしたら皆の前で怒られる」と部下が感じてしまうと「怒られないための仕事」に変わってしまいます。
話を最後まで聞かずに指示する
「何が言いたいの?結論は?」と途中で話の腰を折られるとやる気が失せるものです。
話を最後まで聞かずに遮ってしまうことで部下が感じる感情は以下のようなことがあります。
- 基本的に自分の話に関心、興味がないんだろう
- 話術がない自分にガッカリする
- またダメだしするんだろうな、話に行きたくない
- 結局否定するのかよ、話していてやる気失せる
結局、話を遮ってしまうことで部下は当然のごとく委縮して仕事に邁進できません。
立場によって接し方が違う
自分より立場が上の人と話すときだけペコペコして、ごまをすっている姿を見たら萎えますよね。
自分より立場が上・下で判断して接し方を変える人を見るとモチベーションが下がるものです。
部下にだけ強く当たって不公平な態度を見ると「あの人何なの?」と猜疑心迄生まれてしまうもの。
誰にでも公平で、気にかけてくれる上司であれば見ていてくれている安心感でやる気が上がります。
業績悪化を部下のせいにする
「君の仕事のせいで目標に届かなかった」と部下のせいにする上司にはついていきたくないですよね。
基本的に部署の成果が出ない責任を取らなければならないのは上司の役割です。
「私の指導が至らずに目標に辿り着けなかった」と矢面に立って部下を守る姿に「この人のためにも頑張ろう」と思えるものです。
役職を利用して圧力を与える
自分の立場を利よして権力や力づくで部下を従わせようとする上司では、士気が下がるでしょう。
「そのやり方はじゃなくて、これでやればいいから」と言われたら考えるだけ無駄と雰囲気も悪くなります。
圧力を押し付ける上司は「忠実な駒」として部下を判断している可能性が高いでしょう。
イライラしながら圧力をかけてくる上司の心理について以下でまとめているので、参考にしてみてくださいね。
方向性や発言に一貫性がない
指示が二転三転する、進行していた仕事をひっくり返してくる上司いますよね。
いったいどのやり方が正解なの?と方向性を見失いかねません。
結局否定するのかよ、話していてやる気失せる
前向きに取り組んでいるのに、否定から始まる上司には話していてやる気も失せますよね。
自らの優位性がないと自信をもって発言ができないのです。
ある意味では自信の無さがあらわれています。
職場で仕事のモチベーションを下げる上司がいることで起こる2つの弊害

モチベーションを下げる上司がいると自分のいる会社は大丈夫なのか心配になってしまう方もいるでしょう。
続いては下記の職場で仕事のモチベーションを下げる上司がいることで起こる2つの弊害について解説していきます。
離職率が高まって社員が不安になる
モチベーションが下がると「自分はここにいて何がしたいんだろう」「もっと他に良い職場があるのでは」と退職する社員も出てきます。
次第に「この会社、離職率高くないか?」と「守ってもらえない会社」と不安になり始めてしまいます。
モチベーションを下げる上司がいると、優秀な社員を手放してしまうことに繋がるのです。
生産性が落ちて会社の利益が減る
社員のモチベーション・やる気は会社の業績に関わるもの。
意欲が高ければ自発的に行動し、生産性も高まります。
ですが、モチベーションが下がれば「頑張ったところで」と最低限のことだけですませるな社員ばかり生まれてしまいます。
会社の利益が下がれば貰える給料や賞与にも影響が出てくる悪循環。
モチベーションが下がることによって自分事ではなく他人ごとに捉えてしまい、その影響は他の社員にも及びます。
腐ったミカンではないですが、ネガティブな感情は伝染していくものです。
上司はモチベーションを上げることが本来の仕事!良い上司の3つの判断基準とは

上司がどうして部下より高い給料を貰えるかと言うと「部下がやった仕事の責任」を取るからです。
同時に「部下を指導する」という立場があるから上司と言えますよね。
このようにモチベーションを下げる上司は本来の役割を見失っている可能性があります。
良い上司の3つの判断基準は以下の通りです。
- 良い上司が持っている能力
- 良い上司の条件
- 良い上司か確か
良い上司が持っている能力
上司は以下の能力を兼ね備えていなければなりません。
- 誰に任せるべきなのかを的確に指示できる=マネジメント能力
- 部下が働きやすくなって組織に利益を還元する=環境配備
もしあなたが「やって覚えろ」などと教育、指示を放棄する上司に出会っているのであれば危険信号。
やりながら覚えるのであれば、上司はいりませんからね(笑)
無責任で行動で示してくれない、働いていない上司の元で働いても得られるものは少ないでしょう。
良い上司の条件
さらに良い上司の条件の一つとして間違ったことを部下が指摘してもきちんと認めてくれることです。
人間なので完璧な人、ミスをしない人はまずいませんよね。
信頼できない人と毎日顔を合わせるほど、嫌なこともありませんからね。
良い上司はアンテナの感度も高いため、認めるからこそ行動や言動が変われるものです。
良い上司か確かめる方法
もしあなたが「この上司大丈夫かな?」と心配であれば、上司の考えの上をいく発言をして上応をテストすることも一つです。
「私の方が上なんだから私の言うことを聞きなさい」とコントロールしてくる上司とは正反対ですね。
そして部下が意思決定できて、成果が出るとモチベーションが勝手に上がっていくものです。
「この会社で何をしたいか」を追求できる社員は長続きます。
そして上司によって仕事のパフォーマンスが左右されるのではなく、自分で切り開く力を身につければどこにいても評価が得られますよ。
まとめ ~ストレスを力に変える考え方が大事~

以上、人のモチベーションを下げる上司の言動への対処法9選について様々な情報を解説していきました。
そしてモチベーションを下げる上司へのストレスによって委縮してしまい、普段ならしないようなミスを連発してしまい落ち込んでいる方も少なくありません。
強く注意されたこと、言われたくないことに対するストレスを力に変えられないと失敗やミスを増やしてしまうことに繋がってしまいます。
ストレスをネガティブに捉えてしまてしまう前に、ストレスの先にある成長に目を向けましょう。
まず自分にストレスがかかったら身体の反応を認識してください。
このように自分の大事な何かが脅かされたときに身体に変化が現れます。
そして、どうでもいいことに対しては何も感じませんよね。
つまり脅かされている大事な何かについて考えることが大切です。
さらに、ここからは守るための行動をスタートしていきます。
このように傾向と対策が意識することでストレスを力に変えていきましょう。
他人に話して相談しても、それは一時的な回復にしかつながりません。
自己判断、自己防衛能力を身につけることでモチベーションを下げる上司とも上手な付き合い方ができるでしょう。
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