「仕事にビジョンを持てと上司に言われたけど、いまいちピンとこない」
「面接でキャリアビジョンを聞かれたときに答えられるようにまとめ方が知りたい!」
このように仕事の将来を見据えたビジョンについて悩みではないでしょうか。
どんな風になりたいのか、どう生きていきたいのか、いざ考えてみるとまとめらないものですよね。
そこで当記事では将来のキャリアビジョンとは?考え方・書き方について徹底解説していきます。
将来のキャリアビジョンとは?なぜ必要なのか3つの理由から解説!
将来のビジョンの必要性は、プライベートやライフスタイルにも大きな影響を与えます。
目指すものが決まっている3年と、何となく過ごす3年では将来に大きな差が開くのも当然です。
まずは仕事の将来を決めるキャリアビジョンが重要な3つの理由について下記を解説していきます。
仕事のキャリアビジョンとは?
まずは「キャリアビジョンとは?」について確認しておきましょう。
どのように働いていたいか、どう生きていきたいかなど人生単位で描くビジョンです。
自身の価値観や考え方、性格など反映して「どうしたいのか」をきちんと明確にしていきます。
ビジョンを持っているかどうかで時間の価値観も高まり、日々のパフォーマンスも向上するでしょう。
理由①自分の価値観を再認識する
キャリアビジョンが重要な一つ目の理由は「自分の価値観を再認識する」です。
人は年齢を重ねるごとに、大事にしたいことや譲れないことなど様々な価値観を形成していくもの。
期限を決めたキャリアビジョンを決めると現在の自分を再認識することができます。
何となく漠然と過ごす毎日では必要のないことに時間を使っていることに気付きづらいでしょう。
このように客観的に見ることで、自分自身の見直しと再発見が可能となります。
理由②どんな人生を送りたいか逆算できる
キャリアビジョンが重要な二つ目の理由は「 どんな人生を送りたいか逆算できる 」です。
キャリアビジョンにとって最も大事なことはいつまでにどうなるかゴールを決めること。
大学を卒業して企業に勤めたら40年以上の時間を捧げることになります。
定年までの時間の過ごし方を決めておくことで、人生の時間をただ浪費せずに済むのです。
上記のようにイメージを膨らませ、意識しながら日々を過ごしていくことが大切です。
社会人生活は自身の時間を企業に売って対価を貰うため、時間の価値を疎かにしてはいけません。
理由③なりたい自分への最短ルートを導き出す
キャリアビジョンが重要な三つ目の理由は「 なりたい自分への最短ルートを導き出す 」です。
会社を経営したい、サービスを作りたいなど何歳のいつまでに達成したいか決めていきましょう。
より具体的に行動を現実化させていきます。
これが自分なりの方程式になっていくのです。
努力は正しい方向に向かってできなければ時間の無駄になってしまいます。
自身の道しるべをしっかり立てて一直線にブレずできる努力を積み重ねていきましょう。
将来のキャリアビジョンを描く3つの考え方とは
続いてキャリアビジョンの方向性を定めていくための考え方についてです。
漠然と「何かになりたい」ではなく現実的な内容が求められます。
将来のキャリアビジョンを描く3つの考え方とはは下記の通りです。
- 実現が可能か
- 必要なスキルと能力が手に入るか
- 大多数派か少数派か
次節より詳しく解説していきます。
実現が可能かどうか
ビジョンを描いたら、実現が可能かどうか現実を考えなければいけません。
例えば今からホームランを打ちたいと思ってもプロ野球選手になる確率はかなり厳しいでしょう。
主な考え方は以下の3点を中心に考えてみてください。
- やりたいことを決める
- やりたいことを実現するために必要なことを整理する
- 整理した内容ができるのか客観的に見る
会社員の場合であれば、毎月固定で給料を貰えるためチャレンジの幅も広がるでしょう。
ですが、個人事業主や起業される方は経済的な価値があるのかも判断しなければなりません。
必要なスキルと能力が手に入るか
会社の規模にもよりますが、どこかで成長の頭打ちが訪れます。
こうなってしまうと常に同じことに繰り返しでレベルアップが難しくなるでしょう。
現在の環境で将来やりたいことの必要なスキルと能力が手に入るのか、見極めていく必要があります。
手に入るものが将来描いている内容と異なるのであれば、別の環境を視野に入れなければなりません。
仕事のレベルアップの法則は以下で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてくださいね。
大多数派か少数派か
もし「価値のあることや価値のある人になる」ことを選ぶ場合、少数派に回らなければなりません。
何か奇抜なことをしなければいけないというわけではありません。
社内で競争率の高いことで競ったとしても既に価値は失われています。
それよりも競争率の低い場所を見つける方が前例も少なくやりたいようにできることが多いのです。
将来のキャリアビジョンはライフスタイル・生き方にも反映される
キャリアビジョンに向かって取り組んでいると、新しい知識が身につきますよね。
そして知識が増えていくほどに、人生の捉え方も変わってきます。
例えば、リモートワークが普及して会社に行かなくても仕事をできることが分かりましたよね。
嫌な満員電車に乗ることもなく、うるさい上司に直接会う必要もないわけです。
そうなると住む場所も日本だけでなく海外という選択肢だって出てきます。
キャリアビジョンは決めたとしても社会の状況や環境によって常に変化し続けるものです。
ビジョンを持つことは自分自身のライフスタイルにも大きな影響を持ちます。
日々働いていれば慣れてきて同じことの繰り返しでモチベーションが上がらない日が増えるでしょう。
それは「前に進んでいる感覚」や「成長している感覚」が実感できないからです。
ビジョンを描き前に進み成長している実感が持てることは、自分を充実させることにも繋がるのです。
将来のキャリアビジョンの3つの書き方を解説!※例文あり
それでは本章より具体的なキャリアビジョンの書き方について解説していきます。
「何から始めればいいのかピンとこない」という方も分かりやすい内容で紹介していきますね。
将来のキャリアビジョンの3つの書き方は下記の通りです。
- 達成時期・ゴールを明確に書く
- 足りないものを整理し、未来を現実化させる
- 短期・中期・長期に目標を分ける
例文を交えているので、参考にしてみてくださいね。
達成時期・ゴールを明確に書く
いつまでに達成するのか、何を目標にしてゴールするのかを明確にしましょう。
例えば文章にしてみると以下のような例文の構成になります。
このように誰に聞かれてもしっかり答えられる状態まで整理できていることが理想的です。
足りないものを整理し、未来を現実化させる
キャリアビジョンが決まったら、現在の自分を見直しましょう。
今まで培ってきた知識や経験、能力やスキルなど思いつく限り書き出してみてください。
続いて何が不足していて何が必要なのかをしっかり書き出していきます。
ビジョンを構成するためには必ず今の自分を正確に把握することが重要となります。
A4の半分に「現在できること」「未来に足りないこと」を書き出して照らし合わせると良いでしょう。
短期・中期・長期に目標を分ける
ビジョンを達成するためには当然ながら時間もかかります。
大きな目標だけでは距離が遠いため現実感がなく、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
キャリアビジョンは必ずしも描いた通りに進むわけではありません。
途中で進路変更をしたくなることもあります。
そのため、定期的に見直す期間を設定することで軌道修正していきましょう。
やりたいことや考え方、生き方など目標は日々の中で変化していくものです。
初心者でも迷わない仕事の目標を達成するためのロードマップについては以下で解説しているので参考にしてみてくださいね。
まとめ ~一つの会社に勤めあげる時代じゃない~
以上、仕事のキャリアビジョンについて様々な情報を解説してきました。
キャリアビジョンを形成していく上で大事なことは必要なスキルと能力をどのように手に入れるかです。
なぜならできることを繰り返すことは「経験」ではなく「衰退」だからです。
「転職を何度もしてしまうと印象が悪いんじゃない?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
ただよく考えてみてください。
何十年も一つの事だけやってきて一つの事しかできないAさん。
計画的に転職してきてあらゆる分野で活躍できるBさんはどちらの方が価値が高いでしょうか。
会社の利益に貢献してくれそうなのはBさんですよね。
Aさんになってしまうと、結局できないことが多すぎて仕事も触れません。
自分に価値をきちんと作り出せることができれば、どんな状況でも困らなくてすみますよ。
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