「イライラする自分にイライラしてしまって何とかしたい」
「仕事量の多い私からすれば、余計なことばかりして迷惑」
仕事ができない人にイライラして疲れている、イライラしている自分に嫌気がさす人もいらっしゃるのではないでしょうか。
忙しい時に問題を起こされると仕事も増えますし「いい加減にして」と言いたくなりますよね。
当記事では職場の仕事ができない人にイライラして疲れる人の5つの心理について徹底解説していきます。
職場の仕事ができない人にイライラして疲れる人の5つの心理とは?

結論から言うと、仕事ができない人にイライラして疲れる人は「こうあるべき」と主観的な思い込みを強く持っています。
他人の目線、立場といった客観性を持って判断するのが苦手なのかもしれません。
では具体的に職場の仕事ができない人にイライラして疲れる人の5つの心理について解説していきます。
- 期待しすぎている
- 見返りを求めている
- 自分の常識が否定された気持ち
- 他人を信用できない
- 完璧が目的になっている
期待しすぎている
管理職や部下の育成に携わっているのであれば、丁寧に仕事を教えているかと思います。
期待が予想を下回ればイライラして当然です。

また同じミスを・・・何回も教えているのに。

あーまた尻拭いさせられる。あれだけ言ったのに。
管理職をしていた私としては痛いほど気持ちが分かります(笑)
ただ期待したのも「勝手」と理解しておきましょう。
見返りを求めている
一人立ちできるようにと、仕事のやり方や手段や方法など丁寧に教えてきたことでしょう。
10教えたから10返ってくるとは限りません。
ギブアンドテイクの精神も分かりますが、人の成長速度は様々なので少し見守ることも必要です。
自分の常識が否定された気持ち
「自分だったらこうはしない」
「何でそのやり方が上手くいくと思うの?」
このように常識に当てはめて相手を考えると理解できずイライラして疲れます。
人は人、自分は自分と切り分けて考えていきましょう。
「この仕事はこうあるべき」という固定概念があなたを苦しめている場合もあり得ます。
他人を信用できない
仕事を人に任せることが苦手な人ほど、他人を信用できない方が多いです。
任せても上手くいかない、成果が出ないなど責任感の強さも相まってでしょう。
適度に人に甘えることを覚えないと、どこかでつぶれてしまいますよ。
完璧が目的になっている
完璧主義で真面目な性格の人ほどわき道にそれることを避けたがります。
だからこそ他人のいい加減な行動や態度を目の当たりにするとイライラしてしまいます。
過去の私も部下に「あれほど説明したのになぜ?」と毎日イライラしていました。
責任感を持って誠意ある行動や対応は素晴らしいこと。
ですが、他人に同じものを求めても理想通りの答えは返ってきません。
自分にできても他人にはできないことがると頭の片隅に置いておきましょう。
仕事ができない人に共通する特徴ベスト5を紹介

「あの人仕事できないよなー」と思われる方は職場に必ず一人はいますよね。
そんな仕事ができないレッテルを貼られている人には共通した特徴があります。
そこで下記の仕事ができない人に共通する特徴ベスト5を紹介していきますね。
- 自己流の自己完結型
- ゴールや結果から逆算できない
- 優先順位があやふや
- 時間の使い方・スケジュールの管理不足
- 指示を待つばかりで自分で考えない
特徴が理解できると、対策も打てるというものです。
自己流の自己完結型
仕事ができる人とできない人の違いとして「うまくいっている人の真似」ができるか挙げられます。
原因を分析できず、誰かのせい、状況のせい、環境のせいと自身を振り返るのが苦手。
そして誰にも相手にされなくなり「仕事ができない人」ができあがってしまいます。
ゴールや結果から逆算できない
仕事ができない人は仕事を始める際にゴールや結果といった「到達点」が定まっていません。
なので、その場しのぎの仕事になり行き当たりばったりに見えてしまいます。
失敗しない仕事のロードマップ作成方法について以下で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてくださいね。
優先順位があやふや
仕事を効率よく終わらせていくために「優先順位を決める」ことは必須です。
締切りを決めて、今やるべきなのか、後回しにしても良い案件なのか見極めなければなりません。
その結果、マルチタスクになり見落としや忘れなどミスを繰り返し連発しがちに。
仕事ができる人はシングルタスクに集中するために優先順位を決めるのです。
優先順位が決められないと仕事の重要度が理解できず、取引先にも迷惑をかけかねません。
同じミスを繰り返さないための対処法について以下を参考にしてみてください。
時間の使い方・スケジュールの管理不足
多くの方が1日8時間前後働いていることでしょう。
時間は平等なのに、仕事に差が出るのは時間の使い方やスケジュールの管理不足が考えられます。
時間をかけなくていい仕事に時間を使いすぎている、またその逆もあります。
1日の稼働時間内に生産性を高められるかを考えたスケジュールにはなっていない可能性が高いと言えます。
「あの人は何をしているの?」と疑問を持たれ、成果も出せずにできない人のレッテルを貼られるでしょう。
指示を待つばかりで自分で考えない
もし仕事ができない人が新卒、または入社したての中途採用であれば慣れるまでは仕方ありません。
ただ社歴も長い先輩で成果を出せない人は会社からの指示すら文句を言い、自ら考えて行動できない方も多いのです。
「何も考えられないなら黙ってやれよ」と思っているのはあなただけではないはずです。
仕事ができない人の口癖ベスト5を紹介

「あの人、まーた言ってるよ」と半ば諦められている人いますよね。
次は仕事ができない人の口癖ベスト5を紹介していきます。
もし下記の口癖を言っていたとしたら要注意ですよ(笑)
今は~だから
「今は~だから」は先延ばしする人によくある口癖です。
- 今は時間がない、だから
- 今やることが多くて忙しい、だから
- 今いっぱいっぱいなので、だから
「だから」は否定的な言葉で、要するにやりたくないんです。
なぜできないのかにフォーカスしているので、できるわけもありませんよね。
もう少し慣れたら
「もう少し慣れたら」は失敗に対してネガティブに考えている方に見られる口癖です。
仕事ができる人はやりながら修正して覚えていくことを自然に理解しています。
ですが、この手の口癖の方は時間ばかり経って「できませんでした」となりがちです。
あの人だからできた
「あの人だからできた」はやらない自分を正当化するための口癖です。
あなたの職場にも一人はいるのではないでしょうか。
一般的な仕事に才能などはそこまで必要ではありません。
「本当ならできていたのは自分かもしれない」という現実から目を背けたい気持ちが働いています。
今さらやっても
「今からやっても」はやらない言い訳を作る時の口癖です。
- 今さらやっても成果が出るわけではない
- 今さらやってもモノにならない
- 今さらやっても、もう遅いでしょ
やらない理由を何とか見繕って、時間のせいにしている人いますよね。
要するに行動して見合わないのが嫌なんです。
先に結果を決めてしまっていては、できるものもできません。
やっても無駄
「やっても無駄」は自分に諦めている時の口癖です。
「どうせ自分なんて」と卑屈になっている可能性もあり、仕事も妥協しがち。
これ以上傷つきたくないので、頑張ってうまくいかない自分を見たくないのです。
【実話】仕事できない人「上司・先輩・同僚・部下」は無視せず、効果的に対応すべし!

最後に仕事できない「上司・先輩・同僚・部下」に対する効果的な対応について解説していきます。
解説する内容は下記の通りです。
立場ごとに対応、明日からできることばかりで紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
仕事ができない上司は「気持ちよくさせて泳がせておく」
「本当ダメな上司だなー」と指示や管理も計画性がなく、行き当たりばったりで迷惑している人も多いはず。
下手に無視をしたり、無下に扱っては逆に恨みを買って評価に響いては勿体ないですよね。
そうすることで自分立ち主導でやりやすいように計画立てて仕事をすることが可能です。
優秀な部下が自分たちで考え行動してくれるほど、楽なことはありません。
上司が考えそうなこと、問題点をスムーズにしていく案が一緒にあると尚良いです。
仕事で成果が出れば出るほど、上司は部下の働きに感謝します。
評価も上がれば、昇給や賞与も上がりますし、敵対しているだけでは得られるものも得られません。
仕事ができない先輩は「1日も早く成果を出して抜く」
仕事ができない先輩は「目の上のたんこぶ」になっていきます。
相手は部下という立場を利用して、上から物を言っているケースがほとんどです。
仕事ができない先輩は「1日も早く成果を出して抜く」ことで立場を逆転させましょう。
何かといちゃもんをつけられているのであれば、先に出世して面倒なことを言われないようにすればいいのです。
既に競争相手も減っている分野ですし、普通にできているだけで周りも評価してくれます。
仕事ができない同僚は「良い比較対象相手にする」
仕事ができない同僚は助けを求めてきて、あなたの負担になることも考えられます。
仮に直属の上司に相談したとしても、効果は一時的なもので根本的には変わりません。
私の場合、同期にやる気のない人がいて仕事もそこそこに何かあれば都合よく頼ってきていました。
最初のうちは「同期だし」と思って一緒に残業してあげたり、仕事のポイントをまとめてあげたりしていたのですが・・・
プライベートの時間を削ってまで代わりに仕事をしてあげて、相手はボーっと休んでいると考えたらだんだん腹が立ってきましたね。
かといって何もしなくなると悪者になるのはこっちだったりするので厄介です。
ただgiveしていくだけでは、あなたの成果に繋がりません。
きちんとあなたのおかげで成り立っているように見せることで最終的にあなたを見る周りの目がどんどん良くなります。
同僚はお互いの立場が変わっても関係性は「同僚」のままなので、引き立ててもらいましょう。
仕事のできない部下は「適材適所にできる仕事を振る」
仕事のできない部下には能力に見合った仕事を振りましょう。
その人と能力と仕事内容の適性が合えば、大きな問題にはならないでしょう。
できるようになりたい人は進んで努力もしますし、細かくアドバイスを求めてきます。
何も求めてこないのであれば、残念ながら部下は成長する気も頑張る気もありません。
サッカーしたいのに野球をしているのと同じように仕事が合わなければ自然に離れていきます。
最低限、組織という歯車の一つとして機能するようにできることだけ仕事を振ってあげましょう。
仕事できない人に「優しくできない」「イライラする」時の4つの対処法

「仕事ができない人にイライラして、そんな自分にもイライラして優しくできない!」
こんな怒りのループから抜け出せない方も多いのではないでしょうか。
本章では仕事できない人に「優しくできない」「イライラする」時の4つの対処法について下記を徹底解説していきます。
- できないことを前提に関わりを持つ
- 相手の話をゆっくり聞く
- 長所を伸ばせる仕事を振る
- 聞かれるまでアドバイスしない
できないことを前提に関わりを持つ
教えたから、時間をかけたから、アドバイスしたから仕事ができるようになるわけではありません。
前途でも「期待するからイライラして疲れる」ことについて解説してきました。
できない人は自分で考え行動しなければ同じことの繰り返し。
そのため「仕事ができないこと」を前提に関係を持ちましょう。
最初からできないと理解していれば、イライラして疲れることも最小限にできます。
相手の話をゆっくり聞く
仕事ができない人の考え方などゆっくり聞いてあげることも必要です。
例えば以下のようなことを聞いてみてください。
仕事ができないから行うのではなく、相手のことを理解する上でも必要なコミュニケーションです。
「どうしてそうするのか」人となりが分かると問題の解決もスムーズになるでしょう。
長所を伸ばせる仕事を振る
仕事ができない人は現在取り組んでいる仕事とのミスマッチも考えられます。
短所を克服することは時間もかかります。
それなら得意な分野の仕事を振り、自信をつけさせましょう。
このように自ら考えて行動するのが苦手であれば、こちらから活躍できる舞台を作ってあげましょう。
イライラする瞬間を減らせるのであればあなた自身にとってもメリットがあります。
聞かれるまでアドバイスしない
仕事ができない人を見ていると、先にアドバイスしたくなるもの。
ですが、相手に聞く耳がなければ残念ながら届きません。
求められるまでアドバイスをすることは止めましょう。
「全然聞いてこないからミスしている」と思われるかもしれません。
ただ、自分の力だけでは成立できないと自覚させる良い機会です。
仕事ができない人は仕事を上手に進行させる情報の取り方が苦手な方が多いのです。
アドバイスを求めてきたときは感情的にならず、状況の整理と適切な情報提供に徹してください。
聞きに行って怒られることが分かっていると躊躇してしまうものです。
まとめ ~仕事ができないからといって人格否定は絶対ダメ~

以上、職場の仕事ができない人にイライラして疲れる人の心理や対処法について様々な情報を解説してきました。
「こうあるべき」と自分の基準値にそぐわない、期待と違う行動に腹が立ってしまうものです。
イライラせず、疲れないためには「相手との適度な距離感」がポイントです。
きっとイライラしてしまうぐらいお節介ができるあなたですから、進んでサポートをしたりアドバイスをしていることでしょう。
相手からアドバイスを求められるまで、聞き役に徹してください。
聞く耳がなければ親身にアドバイスをしたところで、実践してくれません。
「教えて欲しい」言葉があれば仕事ができない人も変わり始めている兆しですよ。
最初からできないと知っていれば、イライラすることもないでしょう。
またできないと感じるということは何かと比較しているから感じる感情です。
期待はほどほどに、期待するのもこちらの勝手ではありますからね。





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