「今の仕事量をこれ以上続けていく自信がありません」
「毎日のように時間に追われて数字のプレッシャーと不安に押しつぶされそう」
このように、「怒りなのか悲しみなのか」よく分からない感情でいっぱいいっぱいになる人は少なくありません。
上手くいっている実感や成長している感覚もないまま、心が満たされずに浪費されている自分に疲れてしまいますよね。
本章では仕事をギブアップしたいのは甘え?退職前の3つ準備について徹底解説していきます。
今、辛くて辛くて八方塞がりの方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
仕事をギブアップしても甘えや挫折にならない2つの理由とは
結論から言うと心身共に疲れ果てて視野が狭くなったまま有限であるあなたの人生の時間を浪費させてしまうのは勿体ないです。
決して今の仕事をギブアップしても挫折や甘えではないことは認識しておくだけで気が楽になりますよ。
本章ではギブアップしても甘えや挫折にならない2つの理由について解説していきます。
- ギブアップは挫折や甘えにならない
- ギブアップするとキャリアマネジメントができる
仕事をギブアップすることにネガティブなイメージを抱えている方はぜひ参考にしてみてください。
ギブアップは挫折や甘えにならない
本来、仕事をギブアップすることは新しい可能性を探す方法と言えます。
一般的に仕事をギブアップ=挫折した人・悪いことした人・敗北した人・社会人失格というイメージを持っている人の方が多いのではないでしょうか。
一方で海外では転職した回数が多い人間は「多様な経験を積んでいる人間」と評価されます。
これぐらい仕事をギブアップすることについて、人々が持たれている感覚が大きく異なります。
残業で家族や友人、大切な人との時間を減らして会社に貢献しているのに見合った報酬もない。
メンタルを壊してしまい身体が持たない人では元も子もありません。
ギブアップするとキャリアマネジメントができる
仕事をギブアップすることでキャリアマネジメントをすることができます。
例えば以下のようなことが言えます。
ギブアップすることで新しい自分の可能性を模索することもできると考えられます。
躊躇する理由は、一つの会社で働き上げることが美徳だと潜在的に意識しているからかもしれません。
ギブアップ=ネガティブなイメージは他人が作り上げたものです。
あなたの人生に取り入れてもプラスにはならないでしょう。
今の仕事をギブアップする前に準備しておきたい3つのこと
続いて今の仕事をギブアップする前に準備しておきたい3つのことについて解説していきます。
解説する内容は下記の通りです。
- 退職理由、決意を再確認
- 引き継ぎ内容のリストアップ
- やりたいことや次の転職先の目星を付ける
「もぅギブアップしよう」と決意した方は必見です。
退職理由、決意を再確認
具体的な行動を起こす前に退職する理由や目的を再確認しておきましょう。
でないと、次の会社でも同じような悩みを抱えてしまうことになりかねません。
今の会社で抱えている悩みが解消できないから退職するのか。
それとも一時的な感情に流されているのか、自分と向き合ってください。
次の会社に行ったときに「前の会社が良かった」と後悔する人も少なくありません。
上司や人事に引き留められたとしても揺らがないように心の準備が必要です。
引き継ぎ内容のリストアップ
退職の決意が固まったら徐々に次の人に引き継ぎする資料を作成していきましょう。
月初、中旬、月末ごとの仕事内容、担当者や取引先の状況や特徴、あらゆる内容を振り返れるように資料にまとめていきます。
またお世話になった方々への挨拶も忘れずに。
やりたいことや次の転職先の目星を付ける
無収入の状態が続いて貯蓄も減っていくと焦りと不安が生じます。
そうしているうちにお金のことを考え妥協した転職先を決めてしまうケースも少なくありません。
今まで以上に転職先を見極める時間、やりたいことを叶える余裕を確保しておきましょう。
「もぅ仕事をギブアップしたい」よくある6つの理由
続いて「もぅ無理、この仕事辞めたい」とギブアップしたくなる理由についてです。
今のままでは良くないと、誰もが一度は「辞めようかな」と考えたことがあるのではないでしょうか。
本章では下記の仕事をギブアップしたいよくある6つの理由について解説していきます。
- 取引先の担当営業から外れたい、変えてほしい
- 職場の人間関係が辛い
- 仕事ができる人からのパワハラ
- 仕事内容が合わない、変えてほしい
- チームから外してほしい
- 新卒で仕事についていけない
ほとんどの理由の中心は「人間関係」にあります。
取引先の担当営業から外れたい、変えてほしい
休みの日の関係なく連絡してくる、理不尽な要求ばかり求めてくる立場を利用した嫌な取引先は意外と多いものです。
出来なければ取引をやめるなど自分の利益になれば相手がどうなっても関係ない発言や行動をします。
周りは「大変だけど頑張って」で簡単に言いますが、担当している本人からすればストレスでしかありません。
「どうしてこんな思いをしてまで頭を下げなければいけないんだ」
理不尽なことに憤りを感じて関わることすら嫌になり担当変更を希望する営業もいるでしょう。
職場の人間関係が辛い
職場には目上の人、年下の人、上司や取引先といった様々な関係を持つ人間がいます。
それぞれが同じ考えや価値観を持っていませんが、様々な人との関係に問題が生じると毎日ストレスを感じずにいられません。
例えば会社には以下のように自分と合わない嫌なタイプが存在します。
このような人ばかりいる会社では雰囲気も悪く、会社に行くだけで体調すら悪くなってしまいます。
仕事は一人ではできませんし、自分にとってプラスの材料が少ない環境ではギブアップを選択しても仕方ありません。
仕事ができる人からのパワハラ
全ての上司ではありませんが、部下に対して感情的に言うパワハラ上司も少なくありません。
さらに人間性まで否定されたら立場上言い返せずに、恐怖感に押しつぶされてしまいますよね。
仕事内容が合わない、変えてほしい
例えばコミュニケーションが得意でない方が営業職をやり続けることは辛いですよね。
やりがいもなければ、好きにもなれなければ部署を変えて欲しいとすら思ってしまうでしょう。
自分の能力に見合った仕事であれば自ら考え工夫し行動することもできます。
苦手で自分に合わない仕事を毎日8時間前後続けていくのは困難でしょう。
チームから外してほしい
リーダーが無責任なチームだと「ここにいたくない」と必然的に感じるでしょう。
無責任なリーダーがやりがちな行動は下記の通りです。
- 業務の進捗状況を共有せず自分だけで消化する
- 部下に適切なアドバイスもせず、否定的な意見が多い
- 成果にコミットせず、チームの管路を放置している
- うまくいかないことは周りの能力が低いせい
- 先頭に立って動かず、やる気、責任感が欠如している
リーダーは何年か先の自分ですし、こんな人が責任者では落胆してしまいます。
このようなリーダーがいてはチームも無責任な人の集まりとなるでしょう。
新卒で仕事についていけない
日本社会では新卒で入社した3割が3年以内に退職すると言われています。
ここ数十年、この退職率については横ばいで変化がありません。
新卒の方が仕事に就いていけない代表的な理由は下記の通りです。
- 入社前と入社後の仕事のイメージが違う
- 学生時代と異なり、年上の人たちと関係がうまく保てない
- 毎日のように注意、怒られる
- 他にやりたいことが見つかった
- おもったより仕事が楽しくない
- 周りに比べて給料が低い
決して違う道を探すことは逃げではありません。
「孤独で辛い」と管理職が仕事をギブアップしたくなる4つの理由
なぜ管理職はある程度給料も貰っているのにギブアップしたくなるかと言うと、ありとあらゆる様々な責任を会社から求められるからです。
本章では常に結果を求められる管理職の方が仕事をギブアップしたくなる4つの理由について解説していきます。
解説する内容は以下の通りです。
- 管理職ゆえの孤独
- 業務量の増加
- 上司と部下の板挟み
- 成果へのプレッシャー
さらに心身ともに疲れた方に読んで欲しい原因と対処法について以下でまとめているので、参考にしてみてくださいね。
管理職ゆえの孤独
主任、係長、マネージャーと言われる管理職の方は組織の中でも孤独な立ち位置です。
なぜなら上司と部下の間に挟まれながら、どちらにも結果を求められるポジションだからです。
管理職は人数も少ないですし、抱える悩みも多種多様で複雑です。
業務量の増加
管理職は部下やチームが成果を上げられるようにコントロールする仕事に思われますが、それだけで終わりません。
先程もお伝えしたプレイングマネージャーが増えていることも関係しています。
部下のミスや管理職の責任ですし、管理職の成果は会社の利益と個人に称賛される機会も減ります。
「できて当たり前」というプレッシャーの中、毎日仕事をし続けることで精神をすり減らしている方も多いでしょう。
上司と部下の板挟み
上司は数字が上がっていない、仕事が上手く回っていないことについて管理職を問い詰めます。
部下は業務や会社への不満、目をかけないと動かない人もいればミスをしたら管理職が責任を負います。
さらに上司が求めること、部下が求めることは基本的に一致しないので厄介です。
成果へのプレッシャー
管理職はチームの成果、部下の成果、自分の成果、会社への成果とありとあらゆる成果を求められます。
例えば以下のようなケースが考えられます。
- 部署で目標の数字を達成させないといけない
- 部下を教育して意識高く働かせていかないといけない
- 自分の担当数字を確実にこなさないといけない
- 会社の利益となる行動をとらないといけない
一般社員のように自分のことだけ集中することもできません。
さらに上司や役員のように数字を見て口出しするだけでも終われません。
あらゆる場面で常に会社には結果を求められることをプレッシャーに感じるでしょう。
今の仕事をギブアップしようか悩んでいるあなたへ!宝くじが当たった次の日も仕事に行きたいですか?
退職をスパッと決意できる方もいれば、今後の不安から踏み切れない方もいるでしょう。
- 次の転職先が見つかるのか
- 自分のスキルで仕事があるのか
- 今の年齢で受け入れてくれるのか
私自身も管理職の辛さや会社への不満から退職したいと思いながらも、3年間言えませんでした。
もっと早く決断で来ていればと後悔しているぐらいです。
なぜ後悔しているかと言うと、お金はどうにか稼げても時間は戻ってこないからです。
自分が本当に退職すべきか否か、私は下記の方法で決めることにしました。
明日も行ってもいいと思えれば、まだギブアップしなくていいでしょう。
行きたくないと思うのであれば、その仕事は時間をかけてやるべき仕事ではないと個人的に思います。
また10年後にある仕事の5割以上は、今現在存在しない仕事と言われています。
様々な働き方、収入源がある中で今の会社に固執する必要があるのか、視野が狭まっていないか、今一度見直してみてはいかがでしょうか。
まとめ ~仕事をギブアップして良かったと思えるように行動を~
以上、仕事をギブアップしたいのは甘え・挫折なのかについて様々な情報を解説してきました。
仕事をギブアップすることは甘えや挫折でもなく、キャリアマネジメントができることが分かりましたね。
退職することに不安を感じる方もいるかと思いますが、想像上で不安を感じてもあまり意味がありません。
よく今の仕事を続けるべきか?それとも辞めるべきか?という議論がありますが、結論としてはどちらを選んでも自分で正解にして行くしかないのです。
悩んだり、落ち込んでいても時間は立ち止まってくれません。
待っていても問題は解決しないのです。
当メディアではあなたの選んだ結果が正解になることを願っています。
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