「急にお腹痛くなったり、涙も出てきて、もう耐えられない」
「休みたいけど迷惑はかけたくない、辞めるしかない?」
このようにストレスをため込んでしまい、精神的に不安定になっている人も少なくありません。
周りからは「休んだ方がいい」と言われるけど、休めるなら悩んだりしないのが本音でしょう。
そこで当記事では新人が仕事をしばらく休みたいは許される?無理せず休むべき5つの理由について徹底解説していきます。
新人で仕事をしばらく休みたいは許される?気にせず休みましょう
結論から言うと新人社員であっても心身に支障をきたすのであれば気にせず休みましょう。
自分自身を大事にできるのはあなたしかいません。
まずはなぜ気にせず休んで問題ないかについて下記を解説していきます。
まじめで完璧主義な人ほど休みたがらない
再三のお伝えになりますが、社歴が浅いからと言って無理をすることはありません。
休んだら迷惑かも、会社に戻れないかもしれないと我慢に我慢を重ねてしまうのです。
また「休んだらなんて言われるか分からない」「印象が悪くなる」と他人の評価で自分の人生を決めてしまいます。
こうして無理をすればするほどに、かえって自分を追い込んでしまうことに気付いてほしいのです。
休みたいと思う職場にも原因があるかも
しばらく休みたいと思ってしまうことで自責の念、自分を責めてしまう人もいます。
ですが、必要以上に自分を責めてしまうことはありません。
人間関係で悩んでいた、職場に馴染めなかった、業務量が多すぎてついていけないなど理由はひとそれぞれ。
ただマネジメントが適切であったのか、教育体制はしっかりしていたのか、会社も見直すべき点があるということです。
今無理したらもっと長期間休むことに
今無理をしたらもっと長期間休むことに繋がるかもしれません。
最悪の場合、働くことが恐くなったり治療に時間を要することもあります。
そのサインを放置してしまうことで、療養を余儀なくされることも。
我慢に慣れてはいけませんし、周りと比べるものではないのです。
新人が仕事をしばらく休みたい時の3つの選択肢とは
はぁ。しばらく仕事休めないかな。どうすればいいんだろう・・・
このような思いを抱いている際には3つの選択肢があります。
まずはどのような選択肢があるのか、ここを確認していきましょう。
- 有休消化で短期間休む
- 休職で長期間休む
- 退職して失業保険を使う
有休消化で短期間休む
短期間の休みであれば有休消化で取得します。
新人の方であれば最初に付与された有休はそこまで多くないため、使い切っても問題ありません。
2、3日の有休であれば会社の稟議で普通に取得できるでしょう。
ただ1週間以上となれば、もしかしたら理由を聞かれるかもしれません。
ただ有休の取得は社員の権利なので、会社の就業規則を確認しておくとスムーズですよ。
休職で長期間休む
現実的に長期間の休みとなれば有休で消化するのは難しいでしょう。
そのためしばらく仕事を休みたい場合は休職という扱いになります。
精神面に支障をきたしている場合には診断書などをもとに傷病手当金が入ることも。
通常の休職では事情や就業規則によって給料の何割かを支払う場合もあれば全くない場合も。
退職して失業保険を使う
「もうこの会社には居たくない」と退職してしばらく休みたい場合は、失業保険を使いましょう。
不安に感じている生活面においても最低限はカバーできますし、心も体も休めることが可能です。
ただ条件もあるため、ハローワークなどで事前に確認することをおすすめします。
新人が仕事をしばらく休みたい旨の連絡方法は?なんて話せばいい?
「しばらく休もう」と決めたら、今度は会社にその旨を伝えなければいけません。
なんて伝えればいいんだろうと不安や緊張もあるでしょう。
そこで本章では仕事をしばらく休みたい旨の連絡方法や伝え方について下記を解説していきます。
電話やLINEではなく面と向かって話をする
LINEやメールだと伝達方法としては業務上便利ですが、大事な話し合いには不適切。
さらに電話で済ませようとすると昭和世代の人には「会って話すのが礼儀」という頭もあるので悪い印象を持たれることも。
このような交渉事には感情で訴えかけることが必要です。
文章や電話では無機質になりがち、誠意を見たい上司世代には伝わりづらいでしょう。
休みたい理由を簡潔に正直に話す
しばらく会社を休みたい理由については分かりやすく丁寧に話しましょう。
話し方次第では変な誤解を生んでしまったり、社会人として甘いなど余計なストレスを抱えてしまうことにも繋がりかねません。
どんなことを伝えるべきか、休む期間はどのくらい必要なのか、準備しておきましょう。
仕事の進行状況と引継ぎのプランを伝える
休むことを伝える際には現在の仕事の進行状況の把握、また引継ぎのプランを持っておきましょう。
なぜなら休むことで自身が担当している仕事の引継ぎや今後の段取りを決めなければならないからです。
少なからず休むことで、業務を負担してくれるメンバーがいるため礼儀を尽くしましょう。
具体的には引継ぎの資料や仕事の進め方など、いなくても分かるようなマニュアルがあると助かりますよ。
新人が仕事をしばらく休みたい旨を連絡する際に気を付けるポイントは
しばらく仕事を休む際の連絡方法や伝え方について解説してきました。
続いては具体的に気を付けるポイントについて下記の5点を解説していきます。
- 始業開始後に話す時間について相談する
- 直属の上司にきちんと話をする
- 無断欠勤だけは避ける
- 休む期間と復帰時期の目安は考えておく
- 社内の申請等、必要事項を確認する
始業開始後に話す時間について相談する
いつ休みたい旨を伝えればいいんだろうとタイミングが分からない人も多いはず。
既に当日のスケジュールが決まっていることもありますし、自分本位に伝えてはいけません。
すると、上司から「〇〇時くらいから大丈夫だから、その時間でもいいか?」と返答をもらえます。
話すことも長くなる可能性があるため、お互いに落ち着いたタイミングで話をしたいところです。
直属の上司にきちんと話をする
気の合う同僚などに話をする前に、必ず直属の上司にきちんと話をしましょう。
直接話が来ず、違う人から聞いたでは上司としても面白くはないですよね。
そして上司の役目は部下のマネジメント、数字だけ追いかければいいのではありません。
最終的な調整は上司がやってくれますから、嘘偽りはせず思ったことをしっかり伝えきりましょう。
無断欠勤だけは避ける
もう嫌だ、会社になんか行きたくもない。これ以上は無理。
このようにどんな状況であったとしても無断欠勤だけは避けるようにしましょう。
あなたの仕事は一人のものではなく、関わる人があってこそ。
当日の休みは電話一本、5分で済みます。
細かいことであっても気を遣って損をするということはありません。
休む期間と復帰時期の目安は考えておく
上司と具体的な休みの調整に入った際に、休む期間と復帰時期を聞かれることでしょう。
復帰時期に合わせて誰に仕事を振るか、引継ぎをいつまでに行うかなど仕事の逆算を上司はし始めます。
今後も社内に残る意思があるのであれば、とりあえず休みたいでは通用しません。
具体的な期間を伝えて段取り良く休みに入りましょう。
社内の申請等、必要事項を確認する
仕事を休むことが決まったら社内の申請、必要事項など確認しましょう。
就業規則は会社ごとによってバラバラです。
だからこそ知らなくて損をするということがないように、必要な部署へ確認を取りましょう。
特に休職に入る方は、休職期間中の給料がどうなるのかが気になるところ。
休業手当(労働基準法第26条)
厚生労働省
使用者の責任で労働者を休業させた場合には、労働者の最低限の生活の保障を図るため、使用者は平均賃金の6割以上の休業手当を支払わなければなりません。したがって、「働いていないから給料を支払わないのは仕方ない」ということはなく、休みが会社の都合である以上、一定程度の給料を保障する必要があります。
このように会社の何かで休まざるを得なくなった場合に関しては休業手当が支払われるかもしれませんよ。
社内の稟議などは口約束ではなく申請ベースで動いていくので、処理までの全体像を把握しておきましょう。
新人でも仕事をしばらく休みたいは許される!無理せず休むべき5つの理由
新人であっても我慢をして無理をしてつぶれる前にちゃんと休みましょう。
休むことで、冷静に今後のことや自身のことを見つめ直すことができます。
では最後に無理せず休むべき5つの理由について下記を解説していきます。
- 早く休むことで復帰も早まる
- 身体が資本、それ以上に大事なものはない
- 無理しても仕事の成果が出づらい
- 深みにハマると乗り越えるのが大変
- 選択肢は一つじゃなく無限にある
早く休むことで復帰も早まる
もし今の状態を騙し騙しやりながら、我慢を続けていてもいつか風船が膨らむように張りつめてしまいます。
もし早く休むことができたのであれば、深みにハマることなく復帰も早まるかもしれません。
- きちんと限界を決めて仕事をすること
- 限界を超えてまで我慢しなければいけないのか
上記の2点を改めて見直していきましょう。
身体が資本、それ以上に大事なものはない
身体の状態とメンタルは比例します。
身体の状態が良くないがために、ネガティブに考えてしまうことも多いのではないでしょうか。
前向きな状態と聞くとメンタル的にもポジティブに捉えられるということ。
そのためには耐えうるような体力が必要不可欠です。
これからも社会人人生は続きますし、一度リフレッシュして立ち上がる準備期間にしていくことを考えてみてはいかがでしょうか。
無理しても仕事の成果が出づらい
仕事で成果を出すためには大変なことをいくつか乗り越えていかなければなりません。
それに新しい知識を身に着けたいとも思えなければアップデートもスキルアップもできませんよね。
休みたいと思う状態でモチベーションを高く保つことは困難です。
だからこそ一度しっかり休んで、見つめなおす時間が必要でしょう。
深みにハマると乗り越えるのが大変
しばらく休みたいと願ってしまう状態では既に仕事のオンとオフが上手くできていないかもしれません。
もしこのように感じているのであれば、転職、または休むべきサインと言えます。
プライベートに悪影響が出ていますし、何のために仕事をするかといえばお金をもらって私生活を良くしたいからですよね。
既に矛盾している行為で深みにハマるほど乗り越えるのが大変になります。
冷たい言い方になりますが、身体を壊しても会社は最後まで面倒を見てくれません。
あなたを大事にできるのは自分自身だということを今一度、再認識していきましょう。
選択肢は一つじゃなく無限にある
今の仕事をしばらく休みたいと思うほど嫌な何かがあるわけですよね。
仕事という選択肢は一つじゃなくて自分自身の探し方次第で無限にあります。
「これがダメだったらあれを選ぼう」と思えるような余裕を持つことが大切。
今の職場が合わないからといって他の職場が合わないとは限りません。
まとめ ~目的があって休むなら問題ない~
以上、新人が仕事をしばらく休みたい件について様々な情報を解説してきました。
新人の方だと「休む」ということに様々な想像を抱くでしょう。
身体的なことであれば休めば回復する可能性は高いですが、精神的に来ていたら時間もかかります。
大事なことは何のために休むのかということです。
20代といえば、これから様々なことに挑戦でき経験を糧にできる年代です。
だからこそ大事な20代を棒に振らないよう、休息も必要ですよ。
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