モチベーション・向上心が高い人に疲れる心理とやる気に頼らない解決策

モチベーション
「モチベーションが高い人についていけないのは生まれつきの才能?」

「何をするにもやる気もモチベーションもないから劣等感を感じる」

「意識が高い・向上心が高い人を目の当たりにすると面倒くさいと感じるのはなぜ?」




このようにお考えではないでしょうか。



「なんでそんなにモチベーション高いの?ちょっとついていけない」と思うことは誰にでもあります。




そこで当記事ではモチベーション・向上心が高い人に疲れる心理とやる気に頼らない解決策について徹底解説していきます。


さらにモチベーション・向上心が高い人&向上心の低い人の特徴も紹介しているので参考にしてみてください。




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常にモチベーション・向上心が高い人に疲れる5つの心理



結論から言うとモチベーションが高い人に疲れてしまう心理は自分を否定されている感覚があるからです。



まるで「ダメだから変われよ」と勝手に決められているかのように感じています。



まずはモチベーション・向上心が高い人に疲れる5つの心理について下記を中心に解説していきます。


  • 主語が「自分」語りばかり
  • 他人に同じものを求める
  • プライドが高くて扱いづらい
  • すぐにマウントを取ろうとしてくる
  • 自分と比較して落ち込む



主語が「自分」語りばかり



「私だったら」「僕の場合は」と主語が「自分」語りの人と話すと疲れてしまいます。



しかも話を聞くと過去の経験からくる自慢話が大半だった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。


仕事のアドバイスが欲しかっただけなのに、また自慢話かよ。



聞きたいこととずれてるし、話長いなーー



こちらから求めてもいない、聞いてもいない自慢話を聞き続けるのはどっと精神的に疲れます。



立場上、先輩や上司であれば「また褒めなきゃいけないのか」と扱いすら厄介です。


他人に同じものを求める




向上心が高い人は様々なことに率先してチャレンジするため、経験値を積むペースが速いです。



そのため「効率悪いよ」「時間勿体ない」と上手くいった方法論を押し付けようとしてきます。


こだわりも強いので、思い通りにいかないとアドバイスよりも指摘ばかり。




これでは嫌味に聞こえてしまう方も多いでしょう。




自己発信を優先してしまい他人を事情を無視するため、他人に裁量権を持たしたがりません。



周りの人はやらされている・振り回されている感覚をもって心身共に疲弊してしまいます。


プライドが高くて扱いづらい




モチベーションが高い人の中には「私がやることは正しい」と自己中心的な考え方を持っている方もいます。



間違いやミス、問題が起こるとプライドが許さないのでカッとなり他人に原因を求めるのです。


  • お前が上手くできなかったせいで迷惑がかかる
  • 周りのせいでこんな目に合っている




非は自分にないと正当化を図ろうとします。



指摘をしても自身を振り返れないので、期限が悪くならない程度にあしらうのが良いでしょう。。


すぐにマウントを取ろうとしてくる



モチベーションが高く向上心の高い人は、分析して解決できる方法を模索します。



そして独自の理論を形成して、周りの人より優位に立ちたがるのです。



  • この仕事の場合はその方法じゃうまくいかないんだなー
  • ちゃんと分析しなきゃ、何も見つからないよ
  • 勿体ない、それやり方がおかしい




このように「私はできるからね」と周りを下にして自身の優位性を発信しています。



しかも厄介なのは結果を出していれば話を聞かざるを得ない点です。



まるでこっちがダメな人のように指摘をしてくるので、こちらの気持ちはお構いなしでしょう。


自分と比較して落ち込む




向上心がある人はどんどん前に進んで成長していきます。



その姿を見ているとまるで置いていかれている感覚になる人もいるでしょう。


  • そこまで行動できない
  • そんな方法思いつかない
  • やり切る力がない




比較すればするほど自分自身にがっかりしてしまうのです。



「何でそこまで頑張れるの?」と劣等感を感じた経験もあるのではないでしょうか。


「やっぱり駄目な奴なんだな」と現実逃避に走ってしまう人もいますよね。




無意識にネガティブになっていて、仕事に意味が見出せない方もいるでしょう。


仕事で現実逃避してしまう原因と解決策について以下で解説しているので、は参考にしてみてくださいね。



モチベーション・向上心が高い人&向上心の低い人の特徴とは




続いてはモチベーション・向上心が高い人&向上心の低い人の特徴についてです。



どのような違いがあるのか、向上心が高い人と低い人に共通するものを下記を中心に解説していきます。


  • モチベーション・向上心が高い人の4つの特徴
  • モチベーション・向上心の低い人の4つの特徴


モチベーション・向上心が高い人の4つの特徴



まずはモチベーション・向上心が高い人の4つの特徴から確認していきましょう。


  • 外交性が高く、好奇心が強い
  • 自分には成長の余地があると考えている
  • 失敗を失敗と捉えない
  • 同じことを繰り返すより工夫する




次節より1つずつ詳細をお伝えしていきます。


外交性が高く、好奇心が強い




1つ目の特徴は外交性が高く、好奇心が強い人は躊躇なく新しいことにチャレンジします。


  • チャレンジすることで新しい景色が見たい
  • もっとスキルを身につけたい




このように現在の立ち位置からどんな行動が必要なのかを考えているのです。



必要な情報を手に入れるため、どんな人とでもコミュニケーションが苦になりません。


自分には成長の余地があると考えている




2つ目の特徴は自分には成長の余地があると考えていることです。


なぜモチベーション・向上心が高いのか、それは理想の自分像を持っているのです。




叶えたい自分がいることは、まだまだこれからやれることがあるからです。




「まだ」という言葉を口癖にしてして、自分に満足していません。


失敗を失敗と捉えない




3つ目の特徴は失敗を失敗と捉えないことです。


多くの方が仕事やプライベートで失敗すると「やってしまった」と肩を落としますよね。




反対にモチベーション・向上心が高い人は「うまくいかない方法が1つ見つかった」と考えます。




捉え方によって起こった結果の良し悪しが変わっていくのです。


同じことを繰り返すより工夫する



4つ目の特徴は同じことを繰り返すより工夫するです。


同じことを日々繰り返すことを努力といわず、これは退化していると考えるのです。




自分が行った行動や方法にどのような結果をもたらすのかを見たいため、様々な工夫を凝らします。




理論が正しかったのか、間違っていたのか検証してエビデンスを取りデータを経験値として蓄積していくのです。



成功の精度を上げていく作業を自然と行っていますよね。


モチベーション・向上心の低い人の4つの特徴




続いて下記のモチベーション・向上心の低い人の4つの特徴について紹介していきます。


  • 「けど」「でも」「だけど」「もう」の否定文から入る
  • 他力本願で自己責任感がない
  • 現実逃避をして被害者でいる
  • 客観的に判断できず、同じミスを何度も繰り返す




思い当たる節がある人は確認していきましょう。


「けど」「でも」「だけど」「もう」の否定文から入る




モチベーションが低い人は新しいことにチャレンジすることを望んでいません。





基本的には想定できることの連続で満足なのです。


提案されても 「けど」「でも」「だけど」「もう」の否定文でやらない理由を作りたがります。




テリトリーから出たがらないので、一生懸命アドバイスをしても自己流で物事を進めていくでしょう。


他力本願で自己責任感がない




向上心が低いと問題やミスが起こった際に、外的要因に目を向けがちな人が多く見られます。



  • まぁこうなったのは仕方ないよね
  • 上司の教え方が悪い
  • 環境や仕組みが甘い




人より頑張れない分、何かのせいにして納得しようとします。



成長することも求めていないので、工夫を思案することも少ないでしょう。


本来全て自己責任なのですが、関係ない精神で目を背けた方が楽なことを知っています。



現実逃避をして被害者でいる




モチベーションが低いと「 どうせ自分なんて 」みたいにどこか投げやりです。




向上心が低い人に周りもよってきませんから、現実逃避に走る傾向があります。


現実逃避すれば、原因を自分に向けて解決するための算段を立てなくて済みます。




「あーやっぱりダメだな、とりあえず寝るか」とに向き合わないので苦しむこともありません。


客観的に判断できず、同じミスを何度も繰り返す




向上心が低いと自己分析能力が低下してしまいます。



なぜミスをしたのか根本を理解できてず何度も同様のミスを繰り返してしまうのです。


向き合うことを基本的に避けるため、ネガティブな情報を好む傾向が高いでしょう。




「また?」と言われるたびに自尊心が傷つき、「できない人」と自らレッテルを貼って行動するのです。


モチベーションが高いっていったい何?どんな意味?




果たして何をもってモチベーションが高いと呼ぶのか疑問に思う方もいるでしょう。



そこで本章では「モチベーションが高い」の意味合いについて解説していきます。


「モチベーションが高い」を辞書で調べてみた




「モチベーションが高い」を辞書で調べてみると以下のような回答が見つかります。



士気が高い・モチベーションが高い・やる気に燃えている・やる気が漲っている・やる気満々の意気込んでいる・高邁な志を持つ・野心的な上昇志

【引用】Weblio 辞書




モチベーションは「動機」を意味するので目指すべき目標を叶えるために邁進、突き進む精神状態を示します。



普通ならめげてしまいそうなことも、考え方によってはポジティブにも受け取れるのです。




仕事はモチベーションが高い人じゃないとダメ?低い人で問題ありません!




管理職の立場から言うと、ある条件を満たしてくれればモチベーションは低くても問題ありません。


継続的に成果を出し続けて、会社に利益を与える社員にモチベーションは関係ありません。




会社は利益があって、その利益の一部が社員に給料として支払われる仕組みですよね。



ではモチベーションが低いと悪いのかというとそうではありません。



ネガティブな方は不安や心配で悪化した状況を想定するので、リスク回避能力が高いです。




私自身、管理職をやっていますがモチベーションは低い方だと言えます。


  • 出世なんて考えたこともない
  • 趣味や生活のためのお金を稼ぐだけの感覚
  • 仕事に喜びや感動を感じた記憶がほぼない
  • モチベーションが高い人を見ていると「うわぁー」と引いてしまう




もともとモチベーションがあって仕事を始めたわけではありません。



ただ、人に命令されたり行動を管理されるのが嫌だったのは確かです。


ただ結果さえ出せば何も言われませんし、好き勝手できると思って仕事をしました。




何か崇高な志がなくても毎日ダラダラと楽に過ごしてそれで幸せを感じるなら、それがその人の一番です。



わざわざ違う人のテンションに合わせて疲れていては本末転倒。



人に合わせてもらえる方が楽なので、結果だけは出しておくことをおすすめします。



モチベーション・向上心・やる気に頼らない3つの解決策



なんか今日は気が乗らない。あー面倒くさい。


やる気でないなー、モチベーション上がらない。




職場に一人はこのような人たち居ますよね。



でもその発想を持ち合わせながら仕事をするのは精神的にも疲れてしまいます。



本章ではモチベーション・向上心・やる気に頼らない3つの解決策について下記を中心に解説していきます。


  • 仕事を習慣化させる
  • スマホの通知機能をオフにする環境作り
  • 1日のスケジュールを時間ごとに設定



仕事を習慣化させる




モチベーション、やる気によって「やらされている」「やりたくない」と思いながら仕事をするのは疲れますよね。

感情に左右されないためには仕事を習慣化させましょう。




朝起きて顔を洗う、外に出るために靴を履くなど日常生活でしていることに疑問を持たないですよね。



要するに考える余地を無くして、ただ目の前のことに集中する状態を作ります。





この超集中状態「ゾーン」の簡単な作り方
については以下を参考にしてみてくださいね。




スマホの通知機能をオフにする環境作り




LINEを仕事で活用されている方も多いですよね。



例えば以下のことでイライラしたり疲れることは無いでしょうか。


  • グループラインの返事が沢山通知されてウザイ
  • 自分に関係ない内容なのにチェックさせられる無駄さに疲れる
  • 休みの日もなりふり構わず通知がきて気が休まらない




このようにどんどん入ってくる通知に目を通しているだけで精神的に追い込まれている気持ちになってしまうのです。



LINEは便利かもしれませんが、便利がゆえに使い勝手を間違えると集中できる環境が妨げられてしまうのです。



何度もチェックすると、あれもやらなきゃ状態のマルチタスクになって余計なミスを誘発してしまいがち。


基本的に「スマホ」「PC」の通知はOFF、チェックする回数は3回と決めておく。




LINE、メールのチェック回数をとにかく減らしてください。



シングルタスクに集中するとモチベーション、やる気に関係なく、ただ仕事に没頭する状態を作ることが重要です。



LINEだからメールだからと「早く返信しなきゃいけない」ということはなく固定概念です。



1日のスケジュールを時間ごとに設定する




やる気やモチベーションで仕事の遅い早いが決まらないよう1日のタスクを時間帯ごとに分けましょう。



例えば「9:00-10:00はメール返信」「10:00-11:00はMTG資料作成」など学校の授業割のように設定していきます。


時間帯ごとにタスクを分けることで目の前のことを処理するだけの環境ができます。




感情に左右されるような仕事にはならないよう、ルーティンワーク化を図りましょう。



感情に左右されないタスクマネージメント術
については以下を参考にしてみてくださいね。






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まとめ ~モチベーション・向上心を復活させたいならコレだけ意識して~



以上、モチベーション・向上心が高い人に疲れる心理とやる気に頼らない解決策について様々な情報を解説してきました。



一方でモチベーション、向上心の低下は日々の疲労感や精神的な何かではなく「単なる思い込み」という可能性もあります。



ですから裏を返せば考え方を少し変えればスイッチが入るということ。



「やりたくないな」と感じたら終わった後のご褒美について以下の3つを考えましょう。


  • この作業が終わったら〇〇ができる
  • この作業が終わったら〇〇が喜ぶ(人など)
  • この作業が終わったらどれぐらい楽になるのか




この3つを仕事や日々の取り組み時に意識するだけで、あなたの失われていたモチベーションが復活する可能性が高いです。



結局、面倒なことや嫌なことでも捉え、考え方によって自分にとって良い情報にも悪い情報にもなることを理解しておきましょう。


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