「早期退職した人はどんな末路が待っている?将来が不安」
「転職活動中ですが、次が中々決まらない。コツがあれば知りたい」
このように早期退職後に内定がもらえるのか、不安と失敗で胸がいっぱいな方が読まれているのではないでしょうか。
「根性がない人」と思われるんじゃないかと自信を持てないですよね。
そこで当記事では新卒が早期退職は次の転職に不利?新卒退職の末路と転職のコツについて徹底解説していきます。
新卒が早期退職はNG?次の転職までに最低3年は働かないとダメ?

結論から言うと早期退職がダメということではなく、辞める理由が大事です。
例えば「仕事がつまらないからやりたくない」という理由で辞めたとしましょう。
ヒットが打てない、3振が取れない野球を面白いと感じないように、一定の結果が出てからやりがいや面白さが見つかります。
一方で人間関係で私生活まで悪影響が及ぶような社内環境であれば辞めた方が良いでしょう。
20代前半で人生が詰むということはありませんし、良い意味で失敗を積み重ねることで人としての厚みが出ます。
ただ目的がなく早期退職をした場合に関しては、可能性は高いでしょう。
果たしてどんな苦労が待っているのか、次節より詳しく解説していきます。
新卒が早期退職は次の転職に不利?新卒退職の5つの末路とは

新卒で早期退職した場合、面接時にはマイナス印象で見られることも事実です。
ただ傾向さえつかんでしまえば、あとはそこに対して対策を講じていけばマイナスはプラスに変えられます。
それでは具体的な新卒退職の5つの末路について下記を解説していきます。
- 正社員雇用に時間がかかる
- 面接時に必ず退職理由を聞かれる
- 説得力をもって話せない
- 面接官から色眼鏡で見られる
- 採用を一歩躊躇されてしてしまう
正社員雇用に時間がかかる
人を採用するというのは企業としてもコストがかかるものです。
求人情報に掲載する、説明会や面接に時間を取るなど採用コストは馬鹿になりません。
履歴書や面接を通して「1年以内に辞めるんじゃないか」という懸念が拭えないことも。
契約社員など使用期間を通して正社員に雇用されるなど時間がかかることもあるでしょう。
面接時に必ず退職理由を聞かれる

どうして前職を辞めたのか、理由を聞かせてもらえますか?
早期退職のケースだと必ずと言っていいほど、退職の理由を聞かれます。
ここではネガティブな理由をどのようにポジティブな理由に変換できるか見ているのです。
曖昧な伝え方では面接官にも伝わりません。
正直な理由となぜここに転職したいのかを組み合わせて根拠のある話し方をしていきましょう。
説得力をもって話せない
仮に3か月から半年程度で退職する場合、仕事のスキルはほぼ身についていないといってよいでしょう。
全体像は把握できていたとしても、実績が伴わなければスキルとは呼べません。
きれいな言葉で志望動機を暗記したとしても、自分の言葉になっていなけば見抜かれます。
だからこそ熱意や思いで「なぜこの仕事がしたいのか」をアピールするしかありません。
面接官から色眼鏡で見られる
多くの方が不安になっているのは早期退職した自分がどう見られているかです。
- すぐに辞めるなんて根性がない人
- 我慢強く仕事に取り組めない人
- 不平不満を乗り越えられない人
仕事は嫌なことを我慢することが文化の日本では、上記のような色眼鏡で見られることもあります。
面接時に自信がなさそうな顔をしながら話してしまうと、余計に変な誤解を招くことに。
退職が良いことだと思って決断してのですから、自分を過去を否定せず正直に伝えましょう。
採用を一歩躊躇されてしてしまう
例えば早期退職したAさんと2.3年勤めたBさんが同じ日に面接だったとしましょう。
特に根性論などを重視する世代、面接官にとっては変な先入観を持つ人もいるでしょう。
ただ最終的には「一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうかです。
退職した理由を伝える上で大事なことは自分を振り返りながら、今後の思いを伝えること。
決して人や環境などほかに原因を決めつけてはいけません。
新卒の早期退職だけが持つ5つのメリットを理解しておこう!

ここまではマイナス面のお話になりましたが、早期退職によるメリットもあります。
そのため全てがネガティブな出来事ということではないのです。
それでは新卒の早期退職だけが持つ5つのメリットについて下記を紹介していきます。
労働環境の見直しができる
実際に働いてみて、入社前に聞いていた条件と違うことを知ることもあります。
- 休日出勤はないと聞いていたのに、毎週のように仕事がある
- 残業代が出ると聞いていたのにみなし残業で時間を越えても支払われない
- 定時で帰れることが多いと聞いていたのに毎日残業ばかり
このように納得していた労働環境と異なれば「聞いていない」と辞めたくなる人もいるでしょう。
我慢して働き続けて心身ともに疲れ果ててしまっては元も子もありません。
労働環境の見直しは、仕事とプライベートの両立を図る上でも大事なことですよ。
嫌なことを続ける無駄な時間を過ごさなくて済む
好きこそものの上手なれと言われるように、ただ嫌なことを続けても何も残りません。
目的があれば嫌なことも必要に思えますが、嫌なことを毎日続けてもストレスでメンタルに限界が来ます。
時間は延々と続くような気がしますが、有限でいつか終わりを迎えます。
「あの時の〇〇が無駄だった」と後悔を減らすことができれば、納得した人生を生きるきっかけに繋がるでしょう。
やりたいことに再チャレンジできる
希望した業種や職種に就けなかった、仕方なく就職したという方もいるでしょう。
早期退職で自分自身と向き合って、もう一度やりたいことに再チャレンジすることができます。
「あの時〇〇を選択していれば」という後悔はずっと心に残ります。
だからこそ、勇気を出して退職したことで新しい道に踏み出す機会を手に入れることができますね。
モチベーションが低い社員は会社にとって迷惑
会社側の視点になりますが、モチベーションが低いことでクライアントや取引先に迷惑をかける可能性があります。
そしてモチベーションの低い社員の愚痴や不満はほかの社員に悪影響を与えます。
会社からすれば、新たにモチベーションが高い社員が入社してくれた方が長い目で見ても得なのです。
退職したいケースを把握できる
一度退職を経験すると、どういった心境・状況になると退職したくなるのか把握できるようになります。
仕事をしていると辛いことや嫌なことは姿かたちを変えて目の前にやってくるものです。
その際に「あの時はこうだったな」と経験しておけば、メンタルが落ちないようにコントロールすることができるでしょう。
新卒で早期退職しても転職に有利なポイントは〇〇!

ここまで早期退職の新卒の末路やメリットについて解説してきました。
早期退職による転職の現実もありながら、新卒だからこその有利なポイントも存在します。
このように新卒の早期退職こその柔軟性、社内教育のしやすさがあるのです。
しかも経歴を持った社員を雇うよりも人件費を抑えることができます。
必要最低限の社会人マナーさえ身についていれば、企業としても数年後を見据えた設計ができます。
新卒の早期退職者必見!転職を成功させる6つのコツを徹底解説!

それではここから転職を成功させるコツについて確認していきます。
要点を知って希望の転職先から内定を掴んでいきましょう。
以下の内容に沿って解説していきます。
仕事に対する価値観を分析する
相性の良い職場を見つけるためには、自分自身の仕事に対する価値観を分析していきましょう。
これまでの自分と向き合って振り返ってみてください。
- どんなことがあった時に喜びや感動を覚えたか
- 何をしているときにやりがいを感じるのか
- 今まで人に褒められてた長所や得意なこと
このように現在の自分の価値観と強みをできる限り具体的に理解していきましょう。
把握できた価値観・強みと相性の良い会社ほど長く続き活躍しやすくなります。
転職の目的を明確にする
後ろ向きな理由で転職をすると、根本的な問題は解決しておらず後々後悔してしまいます。
なんとなく〇〇がしたいではなく、将来のために〇〇をするというのが目的です。
目的があれば嫌なことや辛いことも「意味のある事」と解釈できるので、歯を食いしばって頑張る理由になりますよ。
結果が出るまで辞めない
次の転職先が決まったら目の前のことに集中して、夢中になって結果が出るまで辞めないでください。
結果が出るまでには様々なことを乗り越えなければなりません。
時にはぐっと堪えるようなシーンもあるかと思いますが、結果が出ることで全てが報われるような瞬間が訪れます。
この「当たり前」の積み重ねが仕事への自信に繋がっていくのです。
自分の言葉になるまで練習する
私が面接官をしていた時に感じたのは、伝え方によって熱量が変わること。
例えば以下のような方が面接に来てくれた際に、後者に魅力を感じるのです。
言ってしまえば暗記は誰にもできます。
ですが、熱量や熱意はその人だけのものでその人しか生み出せない価値です。
ちゃんと自分の言葉として伝えられるようになるまで練習することをおすすめします。
早期退職理由に嘘をつかないこと

早期退職って後ろめたいし言わなきゃバレないかな。
とよこしまな思いにかられてしまうかもしれませんが、嘘をつくのは止めましょう。
嘘は記憶の定着も悪いですし、雇用保険などから遡ればいずれバレます。
というのも辞めた理由を正直に伝えないと、また同じ環境で働くリスクが増えるからです。
正直に話して「うちはそういうのは大丈夫だよ」と言ってくれる会社であったら安心ですよね。
取り繕うとあなた自身の人間性が伝わりませんから、正直な気持ちを伝えていきましょう。
専門家にサポートをお願いする
学生時代の就職活動と社会人になってからの転職活動は自身の売り込み方が異なります。
不安な点や心配事が少しでもあるのであれば、プロの専門家にサポートをお願いするのもひとつです。
「こんな対策あったんだ」「この会社は普通に検索したら出会えたなかった」と知らないで損をすることがないようにしてくださいね。
まとめ ~早期退職はポジティブに伝えよう~

以上、新卒の早期退職は次の転職に不利なのかについて様々な情報を解説してきました。
早期退職の理由は恐らくネガティブな内容が多いでしょう。
これらの理由をそのまま面接官に伝えては印象が悪いまま終わってしまいます。
詳しい例文や回答例は以下のまとめを参考にしてみてくださいね。
転職理由が「会社に評価されない」場合の回答例はこちらです。
転職理由が「人間関係に疲れた」ことを正直に話すメリットはこちらです。








コメント